義ノ富士 V争いトップ安青錦も撃破 前日の大の里に続き連日大物食い「イメージ通り。突き切りました」首位に1差
「大相撲九州場所・11日目」(19日、福岡国際センター)
勢いは止まらない。義ノ富士は頭から当たり、右をのど元に伸ばして安青錦の体を起こした。そのまま、もろ手突きを2発。一気に突き出した。
この日も熊本から親類が来場したご当地場所。初黒星をつけた大の里戦に続き、賜杯争いトップを圧倒。「突き切りました。自分の相撲が取れて良かった」。大歓声を受け、胸を張った。
前日の取組後、同部屋の炎鵬、川副らと食事した中華店で、客から金星を祝福された。銭湯のサウナでは、自身のニュースがテレビ画面に流れるのを見た。日大時代の監督に報告すると、安青錦戦に向け「突き起こすか上手を取れ」と連絡が届いた。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)からは「止まるな」と助言を受けた。
両方の助言を体現した会心星。義ノ富士は「イメージ通り。相手が起きるのが見えた」とうなずいた。師匠は「安青錦は一度起こせば軽い。止まらず攻めた。馬力がついてきた」と目を細めた。
右足負傷でロンドン公演は不参加。場所前まで休場も検討された。ふくらはぎには分厚いサポーターを巻く。「それで勝つと自信になる。一瞬で前に出ると今も痛いが、忘れるくらいうれしい」と発奮材料にした。
勝ち越しを決めて「ほっとした。次は2桁」と目標を上方修正。大の里の連敗を受け、1差に迫った賜杯争いは「全然気にしない」と言うが、さらなる上方修正も夢ではない。





