「北の富士さんがいたから…」 八角理事長、死去1年で心境

 大相撲の解説者として活躍した北の富士勝昭さん(元横綱)の死去から1年となった12日、弟子だった日本相撲協会の八角理事長は「あの親方がいたから私がいた。伸び伸びとやらせてもらった」と心境を語った。

 八角理事長は故人が師匠だった九重部屋に15歳で入門。横綱昇進を機にゴルフを辞めると申し出たら「ゴルフは体にいいんだよ」と続けさせてくれたという。20歳で新入幕昇進の際には「支度部屋に戻った時はちゃんと話をするようにな」と報道陣への対応を促す気遣いもあったと明かした。

 ワイシャツやジャケットなど譲り受けた形見の品は数多く、「解説でもっと厳しいことも言ってほしかったな」と遠くを見つめた。

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