炎鵬リベンジ星で無傷2連勝、同郷力士の“無言のエール”に感謝【大相撲九州場所】

 切り返しで碇潟を下した炎鵬(撮影・坂部計介)
 炎鵬は切り返しで碇潟を破る
2枚

 「大相撲九州場所・4日目」(12日、福岡国際センター)

 首の大ケガを経て、関取復帰を目指す西幕下17枚目の炎鵬(31)=伊勢ケ浜=が碇潟(伊勢ノ海)と対戦。切り返しで2連勝とした。碇潟は1勝1敗。

 先場所は敗れた相手に厳しく突かれながらも右まわしを引いて頭を付け、体を密着させてから左足を相手の右足にかけ、豪快に背中をたたきつけた。「狙ったわけではないが自然とその流れになった。前回負けているので厳しい気持ちでいきました」と、冷静に振り返った。

 十両土俵入りを控える同郷で仲が良い輝(高田川)は、炎鵬の取組をモニターで凝視していた。

 取組を終えた輝とすれ違った炎鵬。言葉は交わさずとも「早くやりたいですね。何となく空気感で分かります」と“無言のエール”を受け取ったようだった。

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