柔道 悩める26年代表派遣体制 世界選手権10月延期で愛知・名古屋アジア大会と連続開催 山田強化委員長「現時点で選考方法決まってない」

 全日本柔道連盟の山田利彦強化委員長が、来年の代表選考に頭を悩ませた。当初7月開催だった26年世界選手権(アゼルバイジャン)が、同10月4日開幕に延期。愛知・名古屋アジア大会の柔道競技は同3日まで行われるため、“超過密日程”となった。

 来年には28年ロサンゼルス五輪のポイントレースが開始し、国内選手の絞り込みも始まっていく。どの選手をどちらの国際大会に派遣するか、2つの大きな国際大会を控え、どう強化体制を整えるか、判断が難しいところだ。

 4日、都内の講道館で取材に応じた山田強化委員長は「アジア大会のことを考えているのかなと思うところではあるのですが…」と本音を漏らしつつ、代表選考について「現時点でどういう選考が行われるかは、決まっておりません」と説明。「五輪の代表候補選手を両大会に派遣する形になる」と強調し、「世界選手権とアジア大会でいかにアピールするかが、ロサンゼルス五輪につながる。そこをやりくりしながら頑張っていきたい。コーチをどうするか、というところで頭を悩ませている。しっかり対応していきたい」と力強く語った。

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