モーグル堀島行真 無敗で五輪乗り込む!悲願頂点へ“金プラン”「全試合優勝ランキング1番で五輪に」昨季負傷左膝ほぼ完治
フリースタイルスキー男子で、22年北京五輪モーグル銅メダルの堀島行真(27)=トヨタ自動車=が30日、都内で取材に応じた。悲願の頂点を目指す26年ミラノ・コルティナ五輪の開幕まで100日を切った。「(W杯)全試合で優勝して、ランキング1番の状態で五輪に挑みたい。五輪までの大会優勝回数が金メダルの確率。金は何%で取れる!と(数値を)出した上で挑みたい」と、シーズン開始から無敗で五輪まで制する“金プラン”を思い描いた。
北京五輪後は家族とともにノルウェーに移り住み、競技に没頭。昨季は大技・コーク1440(軸をずらした4回転ひねり)を武器に、W杯を4度制すと、3月の世界選手権ではモーグルで優勝、デュアルモーグルで準優勝を果たした。
シーズン終盤に靱帯(じんたい)損傷した左膝は「90%治っている」とほぼ完治。3カ月のリハビリ期間は要したものの、7月から雪上に戻り、ここまで順調に強化を進めることができた。
12月6日に開幕するW杯第1戦(フィンランド・ルカ)を皮切りに、五輪までのW杯は全4戦。初出場の18年平昌五輪は11位、22年北京五輪は3位だった。「シーズン前の滑走日数は14日、五輪前までの滑走日数が10日もないくらい。その間でどれだけ技術を高められるか。各選手の動向を見ながら、自分は果たして金メダルを取れるのかと常に問いかけて、もし1月にけがをした場合はどうするかとか、そういうところまでシミュレーションをして、どんなことがあっても金メダルにたどり着く準備をしたい」と闘志を燃やした。





