競泳ニッポン復活へ新たな試み ロス五輪まで派遣標準タイム一部固定 目標タイム明確にし3年かけて強化

 日本水泳連盟の倉沢利彰競泳委員長(49)が19日、都内の東京アクアティクスセンターで取材に応じ、28年ロサンゼルス五輪までの3シーズン、日本代表入りの基準となる派遣標準タイムのS(金メダル相当)、1(表彰台相当)、2(8位相当)の3種類を固定すると発表した。世界選手権の22年大会から25年大会の4大会に、パリ五輪を含めた計5大会を比較し、最も速いタイムを採用する。2日の常務理事会と、4日の強化コーチ会議を経て決定した。

 これまでは直近約5年の主要国際大会(五輪、世界選手権)を元に算出していたため、毎年多少の変動があった。それを固定することで選手が目指すべきタイムを明確にし、3年をかけて強化を図る。日本水連の中で案が上がったことはあるが、実施するのは初めて。倉沢氏は「ロサンゼルス五輪では金を含む複数のメダリスト輩出と、パリ五輪の13の入賞を上回れるように(するのが目標)。世界の情勢に後れを取らないように良いスタートを切りたい」と語った。

 また26年の日本代表選考方式も発表された。26年3月に実施される第101回日本選手権で、愛知・名古屋アジア大会とパンパシフィック選手権(米・カリフォルニア州アーバイン)の代表を選出。同年6月に行われる第102回日本選手権で、パンパシフィック選手権代表のみ追加選考が行われる。

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