伝統校がまさかの落選…法大が痛恨11位で11年ぶりに箱根切符逃す「通ったと」が暗転 坪田監督呆然「記録間違えてないもんな…」選手は涙 10位とわずか17秒差 V7明大も2年連続本戦逃す
「箱根駅伝・予選会」(18日、陸上自衛隊立川駐屯地~国営昭和記念公園)
第102回箱根駅伝(26年1月2、3日)の出場権をかけたレースが行われ、42校が10枚の本戦切符をかけた戦いに挑んだ。予選会は各校10~12人が参加し、上位10人の合計タイムで争い、中央学院大、順大などが本戦出場権を獲得した。9位に日体大、10位に立大が滑り込み。4年ぶり予選会となった法大が11位でまさかの落選。10位とはわずか17秒差だった。11年連続86回目の箱根切符を逃した。過去優勝7度を誇る明大も12位で昨年に続き2年連続で切符を逃した。専大は13位で2年連続73回目の出場はならなかった。
法大は直前にインフルエンザ4人発症やけが人も出るするなどアクシデントに見舞われた。5キロ、10キロと圏内の8位で通過し、15キロ、17・4キロでも9位通過だったが、予選会独特の重圧の中で、最後は粘り切れなかった。10人がゴールした順番では5番目。レースが終わった後、坪田監督は「たぶん大丈夫だろう」とコメントしていたが、まさかの11位がコールされると、監督、選手たちは呆然と立ち尽くし、主将の花岡慶次(4年)は号泣。取材が終わると、膝から崩れ落ち、関係者の肩を借りて立ち上がっていた。
法大は2大会前の箱根本戦では総合6位。今年の箱根駅伝で15位に終わり、3年間保持していたシード権を喪失。4年ぶりの予選会だった。レース後、坪田監督は険しい表情で「ゴールした段階で通ったと思ったので、まさか最後逆転されるているとは思わなかった。全く(気持ちの)整理が付いていない。(レース自体は)予定通りだったが、これが予選会の怖さ。このタイム差なら、普通は(本戦に)通る。今までにない落ち方」と虚空を見つめた。「記録間違えてないもんな…間違えるわけないもんな」と現実を受け止めきれない様子も。「今までの負けで1番キツい。また頑張ります。頑張れたら」と、必死に前を向いた。
1位中央学院大 10時間32分23秒(3年連続25度目)
2位順大 10時間32分35秒(15年連続67度目)
3位山梨学院大 10時間32分44秒(6年連続39度目)
4位日大 10時間32分57秒(3年連続92度目)
5位東海大 10時間34分7秒(2年ぶり52度目)
6位東農大 10時間34分59秒(2年ぶり72度目)
7位神奈川大 10時間36分7秒(3年連続56度目)
8位大東大 10時間36分12秒(4年連続54度目)
9位日体大 10時間36分14秒(78年連続78度目)
10位立大 10時間36分56秒(4年連続31度目)
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11位法大 10時間37分13秒
12位明大 10時間38分54秒
13位専大 10時間39分6秒





