“角界のマツコ”と親しまれた宝富士が引退 38歳「花のロクイチ組」、年寄「桐山」襲名
日本相撲協会は1日、元関脇で東十両12枚目の宝富士(38)=本名杉山大輔、青森県出身、伊勢ケ浜、写真=の現役引退と年寄「桐山」襲名を発表した。今後は伊勢ケ浜部屋付き親方として後進を指導する。秋場所は5勝10敗に終わり、幕下転落が確実になっていた。
近大から2009年初場所で初土俵を踏んだ。力強い左四つを武器に長く活躍し、15年名古屋場所で新小結、16年秋場所で新関脇。幕内在位78場所で、初土俵から無休で1398回連続出場した。
タレントのマツコ・デラックス似と話題になり“角界のマツコ”と親しまれた。稀勢の里、豪栄道、栃煌山、妙義龍らと同じ昭和61年度生まれの「花のロクイチ組」から関取が途絶えた。




