国スポで7イニング制、感想多々 負担軽減も「物足りない」

 国民スポーツ大会(滋賀県)の高校野球で29日、従来の「9」から短縮した7イニング制が採用された。連戦や投球数過多など、選手の健康管理を課題に抱える中での取り組み。硬式の1回戦4試合が行われた大津市のマイネットスタジアム皇子山では、さまざまな感想が聞かれた。

 今夏の甲子園大会を制した沖縄尚学の比嘉公也監督は「暑さの問題などが出てきている」と負担軽減策として導入に理解を示した。真喜志拓斗主将は1時間34分で終わった試合に「野球が大好きなので長くやりたい。物足りない感じはした」と率直な思いを口にする。敗れた日大三(東京)の三木有造監督は反撃できず「試合展開が早いと感じた」と悔しさをにじませた。

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