ジャンプ男子団体2位!五輪メダルへ弾み 2人一組の新方式に手応え 小林陵侑「次へのステップに」
「ノルディックスキー・グランプリジャンプ」(21日、バルディフィエメ)
来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪テスト大会を兼ねた夏の国際大会が行われ、2人一組の「スーパー団体」方式による男子団体(ヒルサイズ=HS143メートル)で小林陵侑(28)=チームROY=と二階堂蓮(24)=日本ビール=が組んだ日本は合計765・7点で2位に入った。ポーランドが786・6点で優勝。冬季五輪の団体はミラノ・コルティナ五輪で従来の4人一組から2人一組に変更となる。
五輪でのメダル獲得に弾みをつけた。日本男子がミラノ・コルティナ大会では新方式で実施される団体で2位に食い込み、小林陵は「とりあえず表彰台には乗れたので、次へのステップにはなった」と収穫を口にした。
不利な追い風が吹く中で、エースが貫禄を示した。小林陵は「内容は一番良かった」と言う3回目にHSに2メートルに迫る最長不倒の141メートルを記録。飛型点の減点はあったものの「あの距離では(テレマークが)入らない」と納得の様子だった。
二階堂は2度、K点(128メートル)を越えながらも「いつも通りのジャンプをしていれば優勝もできたが、焦りや要らない力が入ってしまった部分があった」と反省を忘れなかった。本番でも大黒柱に期待される小林陵も「誰がメンバーになるかは分からない。その時にいいパフォーマンスをしてないといけない」と表情を引き締めた。





