ラグビー日本代表 フィジーに敗れ準V 最大23点差の劣勢から挽回も一歩及ばず 指揮官手応え「成長が見られた」
「ラグビー・パシフィックネーションズカップ・決勝、日本代表33-27フィジー代表」(20日、ソルトレークシティー)
決勝が行われ、世界ランキング13位の日本代表は同9位のフィジー代表に27-33で敗れて準優勝となった。日本は前半にフッカー江良颯(東京ベイ)の先制トライなどで10点をリードしたが、その後に失点を重ねて10-26で折り返した。後半は2トライを奪って追い上げたが、及ばなかった。フィジーとの通算対戦成績は4勝17敗。
日本は持ち味のスピードを生かした攻撃と鋭い出足の防御が機能し、最大23点差の劣勢から挽回。6点差まで追い上げたがあと一歩及ばなかった。ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は「成長が見られた。トップ10まで手が届くところまで来ている」と手応えをにじませた。
前半は立て続けにトライを奪われ、10-26で折り返したが、WTB長田は「戦えている感触だった。後半に巻き返す自信はあった」。言葉通り反撃に転じ、セットプレーも圧倒。相手の一時退場もあり、互角以上に渡り合った。10、11月には南アフリカなど強豪との連戦が控える。前回ワールドカップ(W杯)も経験した長田は「次の試合でまた成長したい」と決意を新たにした。





