寝坊で不戦敗の丹治が出直し星!師匠は猛省促すも「まだ10代ですよ。あまり騒がないであげてほしい」

 若雅(右)を押し出しで破った丹治(撮影・園田高夫)
 若雅(左)を押し出しで破った丹治(撮影・佐藤厚)
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 「大相撲秋場所・8日目」(21日、両国国技館)

 西幕下24枚目の丹治(19)=荒汐=が若雅(二子山)に勝ち、2勝2敗とした。若雅は1勝3敗。

 6日目の千代虎戦では、遅刻で取組に間に合わず、不戦敗を喫す珍事を起こしていた。この日は強く当たると、前に足を運んで力強く押し切った。取組後は険しい表情を崩さず無言だった。

 師匠の荒汐親方(元幕内蒼国来)によると、当日は部屋の他の力士が取組等で不在。丹治は稽古後の睡眠を取っていた。アラームをセットしていた携帯電話がなぜか枕の下にあり、目が覚めなかったという。取組直前で場所不在が判明するも間に合わなかった。荒汐親方はテレビの幕下中継で解説を務めており「パニックになりました」と振り返った。

 荒汐親方は猛省を促し「本人も強く反省しています」と話した。一方で、不法行為、他人に危害を加えたわけではない。「まだ10代ですよ。あまり騒がないであげてほしい」と呼びかけた。

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