スポーツ庁長官にパラ競泳金メダル河合純一氏 パラ選手から初、全盲の政府組織トップは異例「大きな時代の変化」

 政府は19日の閣議で、スポーツ庁長官にパラリンピックの競泳男子視覚障害クラスの金メダリスト、河合純一氏(50)を充てることを決めた。就任は10月1日付。パラ選手から初の長官で、全盲の政府組織トップは異例。任期満了により9月末で退任する室伏広治氏(50)の後任となる。

 河合氏は都内で記者会見し「スポーツの価値や魅力を国民に実感いただけるような社会を目指す」と決意表明。「私がこうした役職に就くこと自体が大きな時代の変化。多くの方に感じてもらえるものも生まれると思う」と受け止めた。

 静岡県出身で、1992年バルセロナ大会から2012年ロンドン大会まで6大会連続でパラリンピックに出場。5個の金を含む21個のメダルを獲得した。引退後は20年から日本パラリンピック委員会(JPC)委員長を務めた。JPC委員長は9月末で退く。

 ◆JPC委員長に三阪氏 日本パラリンピック委員会(JPC)は19日、次期スポーツ庁長官に選任された河合純一氏の後任の委員長として、車いすラグビー元日本代表の三阪洋行氏(44)を選んだと発表した。就任は10月1日付。

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