国際大会“復帰”のロシア・ペトロシャンはSP68・72点 今季世界9位の得点 残り5枠の出場枠獲得狙う
「フィギュアスケート・ミラノ・コルティナ五輪最終予選」(19日、北京)
残り5枠を争う女子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、アデリナ・ペトロシャン(18)が今季世界9位の68・72点をマークした。
SPはマイケル・ジャクソンの曲にのって、赤いジャケット姿で滑り、冒頭のダブルアクセルを軽やかに決めると、3回転ルッツはやや着氷が乱れた。最後の3回転フリップ-3回転トーループはスピード感をもって成功させた。
ウクライナ侵攻による制裁でロシア、ベラルーシは国際大会出場が禁じられてきたが、IOC(国際オリンピック委員会)がミラノ五輪に向けて侵攻を支持しないなどの基準を満たした場合のみ、個人の中立選手としての出場を容認したため、ロシア勢の最終予選への出場が認められた。22年北京五輪後、世代交代が進んだがロシア。3年半ぶりの国際大会に送り出してきたペトロシャンはロシア選手権2連覇中の18歳で、24年大会ではISU非公認記録ながら世界歴代3位に相当する合計262・92点をマークしている。
ロシア女子は14年ソチ五輪のソトニコワ、18年平昌五輪のザギトワ、22年北京五輪のシェルバコワで現在五輪3連覇中(北京五輪はドーピング問題でロシアオリンピック委員会(ROC)として出場)となっている。




