井戸アビゲイル風果が日本勢14年ぶり準決勝進出「え~うれしい~」 女子200M予選で22秒98 8月には“福島千里超え”の日本記録樹立
「陸上・世界選手権・女子200メートル予選」(17日、国立競技場)
200メートルの日本記録を持つ井戸アビゲイル風果(24)=東邦銀行=が5組4レーンで走り、22秒98で組5着だった。最終6組を終えて全体6位以内のタイムとなり、18日の準決勝に進んだ。
この種目での日本勢の準決勝進出は2011年大邱大会の福島千里以来で14年ぶり。
自分が走り終えた後、最終6組のレースを見届けた井戸は「え~うれしい~」と笑顔がはじけた。
井戸は8月の富士北麓ワールドトライアルでは決勝(追い風1・0メートル)で、2016年に福島千里が樹立した22秒88を0秒09更新。日本記録を9年ぶりに塗り替える22秒79で制していた。“福島千里超え”の24歳は初の世界選手権に「世界の舞台は楽しいイメージがある」と思いをはせていた。
◇井戸アビゲイル風果(いど・あびげいる・ふうか)2001年6月15日、岐阜県美濃加茂市出身。至学館高から甲南大を経て、24年に東邦銀行入り。7月の日本選手権は100メートル、200メートルで2冠を達成した。甲南大4年時には日本学生個人選手権200メートル制覇。座右の銘は「敵は己の中にあり」。好きな食べ物はマンゴー、うどん。165センチ。





