急きょ繰り上がり出場の泉谷俊介「スタートの1時間前に『認める』という話が。WAも多分初めてのケース」 山崎強化委員長が経過説明

 「陸上・世界選手権」(17日、国立競技場)

 試合開始前に、山崎一彦強化委員長が大会中間総括取材に応じた。男子110メートル障害で予選敗退となったが、準決勝の1時間前に繰り上がり出場の連絡を受けた泉谷駿介(住友電工)について言及。「スタートの1時間前に『認める』という話があった。かなり急きょ、ギャザリングポイントにあと数分でいかないといけない状態になった。心と体の準備が厳しい状況で本人は臨んだ。イレギュラーな話だったが、よく走った」とした。

 泉谷が会場に到着したのは、スタートの15~20分前。レースでは4台目で転倒するなど、悔しい結果となった。

 山崎強化委員長は「チームのミーティングでは話をしていて(繰り上がりの)ルールが最近できたのがあるので、準備をちゃんとするように、というのはあった」と説明したが、「なかなかそれは大変だった。最善を尽くしてやってくれた。WAも多分初めてのケース」とした。

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