福部真子は準決勝敗退に涙「今季最悪の走りをしてしまった」昨秋、菊池病発症「頭痛がひどくて昨日の夜もロキソニンを飲んで寝るような感じ」
「陸上・世界選手権、女子100メートル障害準決勝」(15日、国立競技場)
福部真子(日本建設工業)は13秒06で1組8着となり、決勝進出はならなかった。
2大会ぶりの出場で再び挑んだ準決勝の舞台だったが、「今季最悪の走りをしてしまった」と力を発揮できず。一方で、「悔しい走りもあるが、まずこの大きな舞台で2本走れたことと、大歓声の中で走ることができたのは、いくらお金を払ってもできないこと。競技人生の中ですごく財産になりました」と涙を流した。
昨秋から、リンパ節に良性の炎症が起きる原因不明の「菊池病」に悩まされ続けた。「頭痛がひどくて、昨日の夜もロキソニンを飲んで寝るような感じ。ただ熱は高く上がらなかったので、そこまでしんどいなっていうのは。ちょっと夕方まで寝込んではいたけど、そこまで崩れていなかった」と体調不良と戦いながらも力走した。
満員の国立で、大きな注目を浴びた。「私が頑張っていることが、何か生きる活力だったりもう少し頑張ろうかなとか、菊池病じゃない人にもこういう病気なんだと調べてもらうことも第一歩。認知度が広がれば過ごしやすい世の中になると思うし、早く特効薬を作ってほしいです」と思いを語った。





