まさかの1次L敗退…選手呆然 石川祐希主将「僕たちは力がないチーム」試合後、高橋藍と座り込み話し込む 高橋も悔恨「力不足」

 「バレーボール男子・世界選手権、日本0-3カナダ」(15日、マニラ)

 世界ランク7位の日本は1次リーグ第2戦で同9位のカナダと対戦し、0-3(20-25、23-25、22-25)で敗れた。初戦のトルコ戦に続くストレート完敗で開幕2連敗で最終戦を残しまさかの1次リーグ敗退が決まった。銅メダルだった1974年大会以来、51年ぶりのメダル獲得を目指したが、夢と消えた。17日にはリビア(同75位)と対戦する。

 第1、2セットともカナダの高さに屈する形で奪われると、第3セットは佐藤駿一郎らを投入し、流れを変えようとしたが、中盤に連続失点でジリジリ引き離されると、そのまま22-25で押し切られた。選手らの顔は青ざめ、呆然。現実を受け止めきれない様子だった。

 石川祐希主将と高橋藍は試合後もしばらくの間、コートに座りこんで話し合った。石川は「トルコ戦の敗戦から切り替えられず。切り替えて臨んだつもりだったんですけど、結果からみると切り替えられてなかった。非常に厳しいという風に思う」と、厳しい表情で振り返った。その上で「この結果をみて、僕たちは力がないチームと改めて感じた。1人1人が成長しないとしけない。なにもできずに終わった世界選手権、今シーズンだった」と、自戒を込めて話した。ただ、17日にはリビア戦が控える「ここで敗退にはなるが、1試合残ってる。そこにどう向き合っていくか。来年のアジア選手権、大事な試合が残ってる。繋がるように戦いたい。反省とともに次にむかっていきたい」と、必死に前を向いた。

 高橋も「チームも自分自身も結果がすべて。力がここまでしかないと認めるしかない。悔しい。まだまだやれた部分あった」と現実を受け止め、「自分自身も1点が取り切れなかった。まだまだ自分の力不足。これを経験として、強さに変えていきたい」とうなずいた。

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