フォルティウスが決勝へ 宿敵ロコに4年前の雪辱!五輪の夢繫ぐ 吉村が好ショット連発「ロコ・ソラーレさんに成長させてもらった」SC軽井沢クと決戦

 ロコ・ソラーレ戦、大声で指示を出すフォルティウス・吉村紗也香(撮影・吉澤敬太)
 ロコ・ソラーレの藤沢五月(右)らの前でアイスを見つめるフォルティウス・吉村紗也香(手前)=撮影・吉澤敬太
 フォルティウス戦、険しい表情で指示を出すロコ・ソラーレの藤沢五月(撮影・吉澤敬太)
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 「カーリング・ミラノ・コルティナ五輪最終予選代表決定戦」(13日、みどりスポーツパーク)

 女子タイブレークが行われ、25年日本選手権覇者のフォルティウスは18年平昌五輪銅メダル、22年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレを7-2で下し、決勝進出が決定。悲願の五輪出場に望みをつないだ。決勝はSC軽井沢クラブと最大3試合を行う。1次リーグの対戦成績が1勝1敗のため、先に2勝した方が代表に決まる。

 初日2連敗で崖っぷちに追い込まれながらも2連勝でタイブレークに持ち込んだフォルティウス。4年前の代表決定戦で逆転負けを喫したロコとの運命の一戦に臨んだ。

 8エンド制の短期決戦の中で、序盤から攻め抜いた。有利な後攻の第1エンド、ロコ藤沢のラストショットが想定以上に強くなってしまい、好機を迎えると、スキップ吉村に冷静に最終投を決めて3点を奪った。第4エンドも好ショットを繫いでいき、2点を奪取。前半を5-1で折り返し、そのまま押し切った。

 スキップの吉村紗也香にとっては5度目の五輪挑戦で、4度目の代表決定戦。宿敵を下し、夢をつなぎとめた。

 試合後、最大のライバルを乗り越えた吉村は「ずっと戦ってきた相手。自分もロコ・ソラーレさんのおかげもあって、成長させてもらっている。ロコ・ソラーレさんの分も頑張っていきたい」と、誓った。

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