スピードスケート女子団体 高木美帆2番手の新隊列 ウィリアムソンコーチ「3人の力を発揮できる可能性を秘めた作戦」
スピードスケート女子で高木美帆(31)=TOKIOインカラミ=が中心の「チーム・ゴールド」が21日、北海道帯広市での合宿を公開した。高木、堀川桃香(富士急行)、佐藤綾乃(ANA)は団体追い抜きの練習を中心に、約3時間汗を流した。
基本的な3人の並びは高木、佐藤、堀川の順。銀メダルを獲得した2022年の北京五輪でも高木が先頭でスタートした。だが、この日の練習では、堀川、高木、佐藤の隊列も試した。来年のミラノ・コルティナ五輪での作戦の一つとして取り入れた。
ウィリアムソンコーチは「美帆さんが先頭だとスピードが速くなり、3番手の桃香が押せないパターンが多い」とこれまでの課題を明かし「3人の力を発揮できる可能性を秘めた作戦」として新たな手を打った。今季に入って初の試みだったというが「順調な滑り出し」と手応え十分だ。
高木は「いつもと環境は違うので評価をすることは難しいが、新しい戦術にチャレンジすることに対してポジティブに捉えている」と充実の表情。大舞台に向け、技術を高めていく。




