リーズ・田中碧 プレミア白星デビュー 持ち味発揮し終了間際まで出場、開幕戦攻守で存在感! 3季ぶり昇格のチームも好発進

 シュートを放つリーズ・田中(ロイター=共同)
 リーズ・田中(左)は味方のゴールを喜ぶ(ロイター=共同)
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 「イングランド・プレミアリーグ、リーズ1-0エバートン」(18日、エランド・ロード)

 開幕節でリーズのMF田中碧(26)はホームのエバートン戦で後半追加タイムまでプレーし、1-0で勝った。リーズは2部から今季3季ぶりに昇格し、田中はプレミアリーグ初出場となった。

 田中がプレミアリーグ初戦で大きな存在感を示した。中盤でボールを的確にさばき、ゴール前にも積極的に顔を出した。リーズで2季目を迎えた26歳は、攻守で躍動して白星発進に貢献。ファルケ監督は「接戦だったが、われわれが勝利に値した」と喜んだ。

 田中は昨季の主戦場だった中盤の底ではなく、前寄りで先発。守備網の間隙(かんげき)を突いて次々とパスを引き出し、鋭い読みでのインターセプトも見せた。後半35分にはゴール正面で弾んだ球を右足で捉えた。枠の上へ外したが、勝利を引き寄せたのは直後のプレー。DF、GKへの連続したプレスでボール奪取のきっかけをつくり、決勝点につながるPKを呼び込んだ。

 チームは2部を制した昨季同様、ボール保持を重視して押し込んだ。このスタイルでこそ、技巧派の田中は生きる。プレミアの強度の中でも持ち味を発揮し、チームの戦い方を支えられるかが出番を得続ける鍵になる。

 リーグによると、2部優勝クラブが翌シーズンのプレミア初戦で勝ったのは2007~08年以来という。過去2シーズンは昇格したばかりの3クラブがそのまま降格しているものの、まずは幸先のいいスタートを切った。

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