バスケットボール男子 八村塁「ただ僕は日本に強くなってほしい」日本協会指摘の意図改めて説明 自身初の中高生向けキャンプ実施
バスケットボール男子米プロNBAでプレーし、昨夏のパリ五輪代表の八村塁(レーカーズ)が18日、名古屋市内のIGアリーナで開催される中高生を対象としたトレーニングキャンプなどのプロジェクト「BLACK SAMURAI 2025」を開催した。
バスケットボールの本場・米国で大学3年間、NBA6年間を過ごして学んできたスキル、世界で戦うための心構えなどを伝えていく自身初の試み。3314人の応募から選抜された153人が参加する。会見に出席した八村は「ずっとキャンプをしたい思っていた。子どもたちに夢、きっかけ(を与えて)、自信になるキャンプになってほしい。そこを意識してやりたい。世界トップレベルのキャンプにしたい」と開催の意図を説明した。
日本のエースとして、NBAの第一線で活躍するからこそ、これまで日本バスケットボールの環境、日本協会には厳しい言葉を投げかけてきた。この日の会見でも八村は、日本バスケの成長を願って熱く語り、「正直、僕が日本代表でやることに利益はない。強くなりたい思いでやっている」と言及。「五輪に出られるか出られないか、ワールドカップに出られるか出られないか。選手が頑張ってやっていく中で積み重ねたもの。そういうところで最近、協会のやり方が違うんじゃないかなと指摘しているだけ。それを日本のみなさんがどう思うかは、それぞれの考えになる。僕の本心があれ。ただ僕が日本に強くなってほしいと思っているだけ」と話した。





