島田麻央 初挑戦ジャズで首位発進 右足裏炎症もジュニア女王の貫禄 11日のフリーへ「今できる一番の演技ができるように」

 ジュニア女子SP 演技する島田麻央
 今季初戦でショートプログラムを披露した島田麻央
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 「フィギュアスケート・サマーカップ」(9日、木下カンセーアイスアリーナ)

 男子ショートプログラム(SP)とジュニア女子のSPが行われた。男子は鍵山優真(22)=オリエンタルバイオ・中京大=が84・94点で首位発進。山本草太(25)=MIXI=が83・72点で2位、中村俊介(20)=木下アカデミー=が81・06点で3位だった。ジュニア女子は世界ジュニア3連覇の島田麻央(16)=木下グループ=が67・81点で暫定首位に立った。

 世界ジュニア3連覇女王が今季初戦のSPで首位発進した。島田は「大きなミスなく終わることができてよかったという思いと、もう少しいい演技ができたんじゃないかという思いがある」と笑顔で振り返った。

 初挑戦となるジャズの曲「ゲットハッピー」と「シング・シング・シング」に合わせ、軽快に舞った。年齢制限のため来年のミラノ五輪には出場できないが「5年後の五輪への1年目として。いろんな曲を踊れるようになりたい」と挑戦の狙いを明かし、21歳で迎える大舞台を見据えた。

 1カ月ほど前から右足裏の炎症で痛みがあるというが、痛み止めを服用して滑り切った。11日のフリーでは新しい楽曲「ミラクル」を初披露する。「少しでも良くなるように、今できる一番の演技ができるように」と力を込めた。

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