琴勝峰 霧島撃破9連勝で単独トップ 安青錦倒して初賜杯ゲットだ し烈V争い熱海富士脱落…3力士27日運命の大一番

 「大相撲名古屋場所・14日目」(26日、IGアリーナ)

 新入幕で3敗の草野が2敗の安青錦を寄り切り、首位から引きずり下ろした。琴勝峰は関脇霧島に上手投げを決めて2敗を守り、単独トップに立った。3敗の熱海富士は小結高安の下手投げに敗れ、賜杯争いから脱落。3人とも初優勝を狙う千秋楽では、琴勝峰と安青錦が対戦し、草野は小結高安戦が組まれた。横綱大の里は関脇若隆景を押し出し10勝目。大関琴桜は平戸海をすくい投げで下し、勝ち越した。

 琴勝峰が単独トップに躍り出た。まわしを狙ってきた霧島の差し手を封じると、相手をかわしながら流れるような上手投げ。幕内自己最長の9連勝に伸ばし、初賜杯に王手をかける白星に「体がよく動いてくれている」と深くうなずいた。

 今場所の躍動も幕内で相撲が取れていることも、「いろいろうまくかみ合ってる」と言う。右脚肉離れを押して途中出場した夏場所は6勝を挙げ、十両転落を阻止。師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)も「肉離れがあったからこそ今がある。下がっちゃいけないと思ったのが、結果として出たんじゃないかな」とケガの功名を感じている。

 千秋楽を前にしてのトップは23年初場所以来で、単独は自身初。「幕内下位なので、思い切っていきたい」と最後までがむしゃらな姿勢を貫く。

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