圧巻スタイルで会場魅了!2児の母がフィットモデルオーバーオールで優勝
兵庫県ボディビル・フィットネス連盟主催「Muscle&Beauty Fitness Games in Kobe 2025」が19日、神戸芸術劇場で行われ、鬼木絵理子選手(39)がフィットモデル163センチ以下級とオーバーオールで優勝を果たした。
ワンピーススイムスーツとイブニングドレスの2つ衣装をまとう競技。両面でオーラをがらりと変えて圧巻の存在感を放った。ワンピーススイムスーツでは青基調にピンクが彩られた衣装を着用。指先まで意識されたメリハリあるポージングではつらつさが表現された。一転、水色のイブニングドレスをまとえばエレガントな雰囲気を醸しだす。品が漂うなめらかな動きで異彩を放った。
体作りのテーマは「健康を害しない」こと。減量時は和食のようなバランスのとれた食事を口に運ぶ。カロリー計算はせず、糖質の量も気にしない。大会が近づくと焦りなどからハードな食生活になりがちではあるが、“ブレーキ”をかけられるのも一つのテクニック。「体作りの基本はストレスをためないこと。みんなができるようなやり方で挑戦したい」と健康第一の方法を貫き、栄冠をつかんだ。
ノンストレスの減量を軸とするも胸に秘める思いは人一倍。この日は佐賀県から前日入りで会場を訪れた。普段は2児の母であり、出産を経ても競技を継続。「勝ちたいからです」という強い思いがステージに立ち続ける原動力となっている。
今年の目標は自身初となるオールジャパンでの優勝。「誰でもできるやり方でというのが自分のやり方」。健康的に、心は誰よりも熱く-。頂点をつかむまで進み続ける。



