バレーボール 右肩痛の石川祐希 痛み止め服用で全セット男気出場「一応飲んでいる」決勝大会テーマ「なにかが懸かった試合を経験」

 「バレーボール男子・ネーションズリーグ、日本3-0米国」(20日、千葉ポートアリーナ)

 1次リーグ最終戦が行われ、世界ランク6位の日本はパリ五輪銅メダルで、同5位の米国に3-0のストレート勝ちを収めた。通算8勝4敗で7位以上が確定し、決勝ラウンド(30日開幕、中国・寧波)進出が決まった。

 右肩痛で18日のブラジル戦でメンバーから外れていた主将の石川祐希(ペルージャ)は、痛み止めを服用して全セットにおとこ気出場。3セット目にレシーブなどの細かいミスは出たものの、1~2セットでは強烈なサーブ、スパイクを繰り出し、計7得点で決勝大会進出に貢献した。

 「一応は飲んではいるけど、飲まなくてもやっていける感じ」と痛み止め服用は念のためだったことを強調しつつ、「しっかり3-0で決勝進出を決めたのでよかった」とうなずいた。また今後の治療については「右肩に痛みはあるけど休みが必要ではない。日頃のケアをやりながら治していく感じになる」と見通しを明かした。

 決勝大会では3大会連続のメダルがかかる。ここまで銅メダル、銀メダルと着実に順位を上げてきている日本。表彰台を逃したパリ五輪のリベンジを狙う28年ロサンゼルス五輪に向けて、準決勝、3位決定戦、決勝などのメダルのかかった特別なプレッシャーがある試合を今年に経験しておくことは、チームのさらなる成長につながっていく。

 石川は「合流してまだ2週間なので、セッターとのコンビをあわせていかないといけない。表彰台に登るための戦いをすることが目標で、その経験をすることがテーマ。なにかが懸かった試合を経験することが将来的には大事になってくると思う」とエースの覚悟をのぞかせた。

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