バレー男子・日本が大逆転!一気3セット奪い返した 連勝で7勝目!決勝大会見えた 宮浦23得点「勝ち切れたところは大きい」

 第2セット、ポイントを奪い喜ぶ宮浦(左)と石川
 第4セット、ポイントを奪いポーズを決める高橋藍(撮影・伊藤笙子)
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 「バレーボール男子・ネーションズリーグ、日本3-2アルゼンチン」(17日、千葉ポートアリーナ)

 「買取大吉 バレーボール ネーションズリーグ男子千葉大会」は1次リーグが行われ、日本はアルゼンチンに3-2で逆転勝ちして7勝目(3敗)を挙げた。2セットを連取されたが、宮浦健人(26)=名古屋、石川祐希(29)=ペルージャ、高橋藍(23)=サントリー=らの活躍で3セットを奪い、競り勝った。アルゼンチンは5勝5敗。

 起死回生の逆転勝利に、会場のボルテージは最高潮に達した。初戦から絶好調で、チーム最多の23点を挙げた宮浦が「こういった展開の中でも勝ち切れたところは大きい」と控えめに笑えば、大黒柱の主将・石川は「2セット取られた状態から逆転することができたので非常にうれしい」と汗をぬぐった。

 ここ10戦で9勝と好相性のアルゼンチンに2セットを連取され、一気に暗雲がたち込めた。だが、ここから息を吹き返した。ベンチでは「リスクを負って攻めるしかない」と声をかけ、迎えた第3セット。宮浦のスパイクから日本にエンジンはかかった。2-3から高橋藍の強打を皮切りに5連続得点。競り合いが続いたものの、宮浦のスパイクでマッチポイントを握り、25-21で奪い返した。

 快進撃は止まらない。第4セットは総力で取り返した。佐藤が先制点を奪うと、7-7から高橋藍、石川の連続得点。藍がピースサインを重ねる「Victoryポーズ」も飛び出す好プレーが連発。24-23からは、宮浦が右からの強烈な一打を放ち、振り出しに戻した。

 最終セットも一進一退の攻防だったが、総力戦で勝ちきった。これで7勝3敗。決勝大会(30日、中国)進出へ、また一歩近づいた。18日はブラジル戦。厳しい戦いが予想されるものの、宮浦は「それぞれ修正するところはある。そこを改善していきたい」と言った。勢いのまま、大勝利を挙げてみせる。

 ◆ネーションズリーグ 男子のワールドリーグと、女子のワールドグランプリが統合された国際大会で、2018年に新設された。年に1度開催され、世界トップの男女各18チームが参加する。1次リーグは週4戦ずつ、3週間にわたって行われ、各チーム計12試合を消化。30日からの男子決勝大会は、上位7チームと決勝大会開催国の中国を含めた8チームにより、トーナメント戦で優勝チームが決まる。日本男子の最高成績は、24年大会の銀メダル。

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