豊昇龍休場の経緯を説明、立浪親方「安青錦の時に致命傷」「暗い顔をしていました」
「大相撲名古屋場所・5日目」(17日、IGアリーナ)
横綱豊昇龍(26)=立浪=が休場した。今場所は1勝3敗。2日目から若元春、安青錦、阿炎と3日連続で金星を配給していた。5日目の相手、王鵬は不戦勝となる。
場所前に痛めた左足親指が休場の要因だという。師匠の立浪親方(元小結旭豊)は「安青錦の時に致命傷があった」と、左足親指の骨にヒビ、付近に内出血が認められる状態だと語った。診断書が未到着のため正確な症状は不明だが「昨日は『出たい』と言ってきたけれど、症状を聞いて、昼前に、やめた方がいい、と伝えました。触っても痛い、ということなので、診断書を取りに行かせました」と説明した。
新横綱場所に続き、昇進3場所で2度の休場。今場所は今場所は新横綱大の里が誕生し、2021年秋場所以来に東西の横綱がそろった。千秋楽で対戦すれば、20年春場所の白鵬、鶴竜以来5年ぶりだった。
立浪親方は「ファンと協会に迷惑をかけている。次こそ優勝争いができるように万全で出してあげたい」と見通しを語った。夏巡業、来場所の出場は、状態を見て判断する。
休場が決まった際、豊昇龍の様子を「暗い顔をしていました」と語った立浪親方。「長い目でよろしくお願いします」と話していた。





