豊昇龍がまたも金星配給で休場危機、昇進3場所で7つ、5年ぶり横綱対決に暗雲
「大相撲名古屋場所・3日目」(15日、IGアリーナ)
横綱豊昇龍が昇進3場所で7つ目の金星を配給した。2日目の若元春に続き、この日は安青錦のわたし込みに敗れ、1勝2敗となった。
立ち合いで突っ張ったが、右下手を許すと、相手の首元を押しつけながら上手投げを連発したが失敗。低い体勢が崩れない安青錦に、足を取られて背中から土俵に落ちた。
八角理事長は「(安青錦は)足腰がいいから、残られちゃう。安青錦のペースに入っちゃって。前に出なきゃ、前に。安青錦は足が出ている、投げられても足が出ている」と評した。
審判部の高田川審判部長は「(投げにいったのが)良くないですね。一瞬の投げなら決まるけど、密着されて、足も絡まれて。強引でしたね、一番悪いところが出た。安青錦は一番いいところが出た。今日の豊昇龍は何回も投げにいくのは、気持ちが弱気。ねじ伏せて、前に出ないと。安青錦は立ち合いが弱い。どうかなと思ったけど、さすがに師匠が教えたのでしょう」と語った。
今場所は新横綱大の里が目玉だった。東西に両横綱がそろうのは、2021年秋場所の白鵬と新横綱照ノ富士以来。白鵬は全休した同場所後に引退したため、横綱同士が対戦すれば20年春場所(白鵬-鶴竜)以来5年ぶりとなる。しかし、序盤に豊昇龍が崩れ、休場危機に陥った。





