相撲一族の日大出身力士がホロ苦デビュー「情けない」元横綱武蔵丸の弟子に完敗

 黒星を喫し、口惜しそうに引き揚げる竜翔(撮影・坂部計介)
 徳之武蔵(左)に寄り倒しで敗れた竜翔(撮影・坂部計介)
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 「大相撲名古屋場所・2日目」(14日、IGアリーナ)

 昨年の全国学生選手権で個人8強入りし、幕下最下位格付け出しで初土俵を踏んだ日大出身の竜翔(追手風)が、デビュー戦で黒星を喫した。東三段目筆頭の徳之武蔵(武蔵川)と対戦。立ち合いからまわしを許しズルズルと後退し、寄り切られた。

 尾上親方(元小結浜ノ嶋)のおいで、元十両竜虎(引退)は4学年上の兄。父、祖父も日大相撲部で活躍した。本名の川上竜昌にちなみ「竜翔」のしこ名を授かったが、ホロ苦い黒星。竜翔は「恥ずかしい相撲を取ってしまった。情けない。実力不足。前に出ようと思ったが、出られなかった」と、気落ちした様子だった。

 徳之武蔵は幕下5枚目からケガの影響で番付を下げていたが、「今場所は体の状態がいい。この調子で頑張ります」と、好発進に明るい表情で話した。

 横綱大の里(日体大)をはじめ、学生出身力士が幅を利かす現在の大相撲。徳之武蔵は鹿児島県大島郡徳之島出身の中卒たたき上げ。師匠の武蔵川親方(元横綱武蔵丸)から指導を受ける24歳は「自分は中卒で入門して良かったと思っています。師匠からは相撲だけでなく、私生活も含めてたくさん教えてもらえている」と話していた。

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