石川真佑 攻守で躍動!強豪ポーランドを3-1撃破 パリ五輪の雪辱果たす 次戦相手ブラジルを警戒「苦しい時こそ全員で」

 「バレーボール女子・ネーションズリーグ、日本3-1ポーランド」(12日、千葉ポートアリーナ)

 「買取大吉 バレーボール ネーションズリーグ女子千葉大会」は1次リーグが行われ、日本は昨年のパリ五輪1次リーグで敗れたポーランドを3-1で破り、通算9勝2敗とした。石川真佑(25)=ノバラ=らの活躍で競り勝った。ポーランドは8勝3敗。ブルガリアは韓国を3-2で下して4勝目(7敗)を挙げた。韓国は1勝10敗となった。

 ピンチは主将が救った。石川がチーム最多の22得点。第1セットでチームにエンジンをかければ、2-1で迎えた第4セットは土壇場で連続得点を決めて流れを逃さず「オリンピックでは負けたが、そこは意識せず、しっかり気持ちを作っていった」とうなずいた。

 第1セットからフルスロットル。24-21では自らの一打で先取した。1-1で迎えた第3セットはギリギリ取り返したが、第4セットも取っては取られての展開。17-20でタイムアウトを取ると、そこから流れを引き寄せた。21-21からはサービスエースも含む連続得点。「自分が得点を取る気持ちを忘れず取り組んだ」と、パリ五輪初戦で敗れた相手を倒した。

 10日の韓国戦は温存された。ベンチから見た景色は「どの選手もそれぞれの役割を果たしていた」姿。「今日はコートの中での役割を意識して取り組んだ」と、チームメートから受けた刺激をプレーで体現した。

 次はパリ五輪の2戦目で敗れたブラジルと激突。「勝負どころでいつも力を出してくるチーム。苦しい時こそ全員で勝ちに行く気持ちを忘れず戦いたい」と鼻息を荒くした。

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