鍵山優真 ミラノ・コルティナ五輪へ「『銀』の次は『金』しかない」 北京五輪で個人、団体ともに銀「安定感を高めたい」
フィギュアスケートで北京五輪男子、団体ともに銀メダルを獲得した鍵山優真(22)=オリエンタルバイオ・中京大=が9日、愛知県豊田市で練習を公開。来年2月のミラノ・コルティナ五輪へ「『銀』の次は『金』しかないと思っている」と力を込めた。
練習では今季のSP「I wish」を滑り、4回転-3回転の連続トーループ、4回転フリップを着氷。また、フリー「トゥーランドット」では終盤のステップのみを披露した。
昨季は世界王者のイリア・マリニン(米国)を意識し、結果だけを追い求めたことで「プログラムの完成度が落ちた」ことが反省点。今季序盤ではフリーのジャンプをサルコーとトーループに絞り「安定感を高めたい」とプランを立てた。
「トゥーランドット」は2006年トリノ五輪で荒川静香さんが金メダルを獲得した曲。「ふさわしいか不安だったが、自分にしかできないと自信を持ってできている」と順調に練習に励む。今季のテーマは『原点回帰』。「スケートが好きっていう気持ちは忘れず過ごしたい」と初心を忘れず、金メダルへ突っ走る。
◆鍵山の北京五輪VTR 男子のSPは108・12点をマークして2位発進。フリーでは201・93点をマークし、合計310・05点で銀メダルを獲得した。金メダルはネーサン・チェン(米国)だった。団体はフリーに出場して208・94点で1位。日本は銀メダル。金メダルは米国だった。



