坂本花織 セカンドキャリアはインストラクター「神戸から世界に羽ばたく選手を」
フィギュアスケート女子の2022年北京五輪銅メダリストで、世界選手権を昨年まで3連覇した坂本花織(25)=シスメックス=が20日、神戸市内で取材に応じ、ミラノ・コルティナ五輪が行われる来年の競技引退を表明した。地元の神戸市に新設されたリンクの開業セレモニーに参加。引退後は指導者を目指す。以下、坂本花織と一問一答。
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-引退を決めてラストシーズンに向かうメリットは。
「セカンドキャリアではインストラクターを目指している。そこで教えていくためにも自分自身の成績を上げて、リンクとかの環境の注目を集めて、神戸から世界に羽ばたく選手をさらに出していけたらと思っている」
-オフシーズンはどう過ごしていたのか。
「気付いたらフリーの振り付けに行ってバタバタしていた。6月最初に樋口(新葉)さんと念願の旅行に行けて、ふざけた話から真剣な話までして、リフレッシュできた。『来季頑張ろうね』という感じで、良いオフを過ごした」
-ミラノ・コルティナ五輪に向けて。
「振り付けをSPもフリーも終えて、いよいよここからだなという感じ。いつも通り戦闘モードで自分らしくできたら、おのずと結果もついてくる。変わらず精いっぱいやるだけ」
-来季のプログラムがフィギュアスケート関連のサイトで発表されていた。
「フリーは自分が『愛の讃歌』を使いたかった。(2014年)ソチ五輪で憧れの鈴木明子さんがSPで使われてて、それを見たときに自分が引退するシーズンは、この曲を使いたかった。それを振付師さんにお願いしたら『いいんじゃない?』と久しぶりに採用された。前後2曲を合わせてメドレーみたいにしている」




