西田有志 宣言通り代表活動全休へ チームアクシデントなければVNLも世界選手権も不参加 ロス五輪リベンジへ強化集中
バレーボール男子で、昨夏のパリ五輪代表の西田有志(大阪B)が5日、都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで取材に応じ、今季の日本代表活動をチームに不測の事態が起きない限り、全休することを明かした。
パリ五輪後から来季の代表活動を休養する方針は示していたが、この日はネーションズリーグ(VNL)に加えて世界選手権(9月、マニラ)も基本的には出場せず、個人の強化トレーニングに専念することを明言。登録メンバーでなければ今後の代表活動に参加できなくなるため、名簿には名を連ねているが、チームメートにけがなど不測の事態が起きない限りは国際大会には帯同しない。
SVリーグの大阪B前監督を務めたロラン・ティリ代表新監督ともコミュニケーションを取り、すでに了承済み。西田は「誰かが、けがをして急きょ呼ばれることがあったとしても、それ以外のところではないと思う。自分の知識量や考え方をアップデートしながら、今年は研究と基礎能力向上とか、そういうところを問われる時期かなと思う」と語った。
代表活動を休養してまでトレーニングに時間を使う“積極的休養”の判断も、全てはフルセットの末にイタリアに敗れて8強で敗退したパリ五輪のリベンジのため。28年ロサンゼルス五輪へ向けて、「自分が代表に戻れる確証は全くないし、また0からのスタート。(代表入りしてから)8年間スタメンで出ている中で当たり前になっている部分もあった。1回自分で落として、より強くはい上がりたい。オポジットは試合を良い意味でも悪い意味でも終わらせられる(ポジション)。自分がやることを結果で評価されるように努力していきたい」と覚悟をにじませた。





