二所ノ関親方「非常に残念」元横綱白鵬の退職惜しむ「ここからというところで」
大相撲の二所ノ関親方(38)=元横綱稀勢の里=が3日、前日に9日付での日本相撲協会退職が承認された宮城野親方(40)=元横綱白鵬=につて「非常に残念」と惜しんだ。茨城・阿見町の部屋で朝稽古後、取材に応じた。
二所ノ関親方は「現役中こそあまりしゃべらなかった。引退して話す機会がたくさんあった。ここからというところで、非常に残念。これから一緒に頑張っていこう、という話もした」と語った。
現役時代は朝青龍、日馬富士らモンゴル勢に対抗できる数少ない日本出身力士だった稀勢の里。10年九州場所では、白鵬の連勝記録を63で止める金星を挙げた。
二所ノ関親方は「横綱がいたから強くなれた。白鵬の強さがなかったら、ここまで力をつけられなかった。それくらい影響力があった」と述懐。宮城野親方が現役引退時にも思い出の一番に10年九州場所を挙げたが「止めただけですから。63連勝した横綱とレベルが違う。信じられない連勝記録」と語り、改めて宮城野親方の退職を「残念です」と語った。