大の里 一般ファンの前で初土俵入り「やっぱり国技館の土俵は違った」 注目の新横綱場所へ「まずはしっかり準備」

 大相撲の元幕内琴恵光、尾車親方(33)の引退相撲が31日、東京・両国国技館で開催された。新横綱大の里(24)=二所ノ関=は国技館、一般ファンの前で初めて土俵入りを披露。約8年ぶりの日本出身横綱は大きな歓声に迎えられた。

 大の里が四股を踏む。「よいしょー!」のかけ声が響く。力強いせり上がりに注がれる視線は、いつになく熱かった。

 国技館でのお披露目、さらに前日の明治神宮奉納土俵入りは悪天候だったため、一般ファンの前で初めての土俵入り。「やっぱり国技館の土俵は違った。すごいお客さんの声援をいただいた。大勢の前でできたのはうれしい」と声を弾ませた。

 尾車親方(元幕内琴恵光)が「おかげさまで(売り上げは)増えました」と語るように、二階席までファンが駆けつけた。8年ぶりの日本出身横綱の注目度は抜群だ。

 名古屋場所(7月13日初日、IGアリーナ)では、白鵬と鶴竜の20年春場所以来となる東西横綱対決が期待される。この日の取組では大の里が豊昇龍を寄り切った。

 土俵入りでは、先に終えた豊昇龍が花道で大の里に視線を向け、いたずらっぽく「まだまだだな」とニヤリ。取組後は「俺も初めての時は、ああいう感じだったかなと」と振り返った。時間は大の里1分21秒、豊昇龍1分35秒だった。

 注目の新横綱場所へ、大の里は「まずはしっかり準備したい」と意気込んだ。

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