大相撲 西岩親方「大の里一強時代の到来。他の力士と差開いた」“おい”弟子を語る

 初代・大ノ里の写真を見ながらトークショーをする西岩親方(右)=撮影・佐々木彰尚
 トークショーをする西岩親方(撮影・佐々木彰尚)
 トークショーをする西岩親方(撮影・佐々木彰尚)
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 大相撲の西岩親方(元関脇若の里)が夏場所千秋楽の25日、両国国技館内の相撲博物館でトークイベントを行った。2場所連続優勝で横綱昇進を確実にした大関大の里(二所ノ関)について、「大の里一色の場所だった。やりすぎかなと思うくらい強い。大の里一強時代の到来と思わせるくらい、他の力士との差が開いた。圧倒した14日間だった」と感想を語った。

 現役時代は二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)の兄弟子で、大の里は“おい”弟子に当たる。入門前にしこ名を付けるときには、二所ノ関親方から相談を受けた。

 青森出身の西岩親方は当初、「新弟子に大関(先代大ノ里)の名を付けてはいけない」と指摘したが、2年連続アマチュア横綱の中村泰輝(大の里の本名)と聞いて納得した。「将来は大関、横綱になる器。それはいい」と、先代大ノ里の身内に連絡を取って許可をもらうなど協力し、しこ名を継ぐことを後押ししたという。

 名前に恥じない飛躍を遂げた“おい”弟子。西岩親方は「ここ3年は誰が優勝してもおかしくない戦国時代だった。これからは力のある横綱が優勝回数を重ねていく時代に入っていくのではないかと勝手に予想している」と話し、最後は「大の里は横綱の責任も果たせると思う。10年は務めて、優勝は20回してほしい」と期待を込めた。

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