土俵から転落で救急搬送の18歳行司が休場、師匠の元鶴竜が現況を明かす

 担架で運ばれる行司の式守友三郎=23日
 音羽山親方(撮影・佐々木彰尚)
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 「大相撲夏場所・14日目」(24日、両国国技館)

 13日目に序二段の取組で土俵下に転落し、担架で運ばれた行司の式守友三郎について、師匠の音羽山親方(元横綱鶴竜)が現況を説明した。

 友三郎は序二段の最初の取組、寺西-住吉を裁く際に土俵から押し出される格好で転落。動けなくなった。救護班が手当にあたり、警備の親方衆らも手伝い、担架に乗せられて退場。国技館内の相撲診療所に運ばれ、その後病院に救急搬送された。この日から休場となっていた。

 音羽山親方は「頭を打ったのかと心配したが、右太ももの裏を痛めた。肉離れの手前くらい。来場所は大丈夫です」と語った。周囲の先輩行司からは「皆が経験するから心配ない」と励まされたそうで、友三郎は精神的にも安定しているという。

 式守友三郎は音羽山部屋所属の18歳。長野・更級農高相撲部では80キロ未満級で高校総体に出場。今年4月に入門し、今場所が行事デビューだった。

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