元小結・北勝富士が引退 15年春場所で初土俵「いい相撲人生だった」 年寄・大山襲名し今後は後進育成へ

 元小結の北勝富士(32)=八角=が15日、引退を発表し、両国国技館で会見を開いた。

 度重なる首や膝のけがが原因で満足のいく相撲が取れず、「そんな気持ちで土俵に上がるのは失礼」と感じたことが決断の理由。10歳からまわしを締め、2015年春場所で初土俵を踏んだ23年間の現役生活を振り返り「いい相撲人生だった」と実感を込めた。

 同日に年寄・大山を襲名し、今後は後進育成に励む。「勝っても負けても礼儀ができる立派な力士を育てていきたい」と語った。

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