朝乃山が2勝目 前日黒星で十両復帰消滅も前向く「来場所に向けて枚数を高くして」

 魁清城(右)を寄り切りで破った朝乃山(撮影・佐藤厚)
 魁清城(右)を寄り切りで破った朝乃山(撮影・佐藤厚)
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 「大相撲夏場所・5日目」(15日、両国国技館)

 元大関の幕下朝乃山(高砂)が、魁清城(浅香山)を下して2勝1敗とした。立って右差し。右に逃げる相手を冷静に寄り切った。「昨日より前に出る相撲が取れた」とうなずいた。

 4日目はまさかの黒星。ただ「負けはしたけど相撲人生が終わったわけじゃない」と切り替えて白星をつかんだ。今場所での十両復帰は消滅したが、来場所に向けても星数が重要になってくる。「来場所に向けて枚数を高くしていくかがポイント」と気を引き締めた。

 またこの日は同じ高砂一門で、北勝富士(八角)が引退を発表した。朝乃山は「自分が初巡業の時に横へ明け荷を置かせてもらった。初優勝の時には旗手を務めていただいてうれしかった」と思い出を明かした。

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