脊髄損傷から復活目指す炎鵬が白星発進、全勝なら十両復帰「欲を出していられない」
「大相撲夏場所・2日目」(12日、両国国技館)
元幕内で西幕下10枚目の炎鵬(伊勢ケ浜)が濱豊(時津風)を下し、白星発進を決めた。
立ち合いから低い体勢で攻め、相手の引きに乗じて押し出した。「終始下から攻める相撲ができた」と納得の表情を浮かべた。
7戦全勝なら十両復帰となる番付。歓声も大きく「全然違いますね。ここまで来られたんだな、と思った」と感慨を口にした。
脊髄損傷の大ケガから復帰して6場所目。序ノ口から5場所、6勝1敗の星を積み重ねてきた。7戦全勝を期待する声に「そうなれば一番いいですけど、欲を出していられない」と冷静に答えた。
場所前は気持ちをつくることを意識したといい「この日の一番だけを考えている」と、その日に全てを出し切る心構えを明かしていた。





