夢道鵬が新十両1勝「うれしい」祖父は元横綱大鵬、父は貴闘力のサラブレッド
「大相撲夏場所・初日」(11日、両国国技館)
新十両夢道鵬(大嶽)が、幕下北の若(八角)を下して節目の1勝を挙げた。立ち合いから低く当たって、2度、3度と追撃。たまらず後退する相手を最後は力強く左手を伸ばして押しきった。土俵入りには「変な緊張感があった」と笑いつつ、「前に出る相撲が取れてよかった。うれしい」と笑みをみせた。
元横綱大鵬の孫で平幕王鵬の弟、元関脇貴闘力を父に持つ。埼玉栄高を経て、2019年九州場所で初土俵。約5年半かけて関取の座をつかんだ。
長く務めた付け人も卒業し、15時台に帰宅する生活は久しぶり。「関取になったからには体作りも大事になる。しっかり休みたい」と十両の自覚をのぞかせた。
母の日に勝利を挙げ、「うれしいです。これから帰って連絡したい」と夢道鵬。角界のサラブレッドが新たな1歩を刻んだ。





