琴桜が一門連合稽古「集中してできた」も、スイーツ親方こと芝田山親方は辛口の指摘「負けない相撲は取っているけれど…」
「大相撲夏場所」(11日初日、両国国技館)
二所ノ関一門の連合稽古が千葉・佐渡ケ嶽部屋で行われた。
大関琴桜は欧勝馬、王鵬、阿炎、隆の勝、一山本と計15番取って14勝1敗。一敗は王鵬とで、立ち合い直後に右膝から崩れる突き膝だったが「大丈夫っす」と語った。「番数はできなかったけど、集中してできたのかな。まだ始まりだから。体の動きとかそこら辺を(確認した)」と語った。
昨年11月の九州場所で初優勝し、今年1月の初場所は綱とりに挑むも負け越し。3月の春場所はかど番を8勝7敗で脱出。波の大きい3場所を経ての今場所。琴桜は目標を問われ「変わらないですよ。1場所1場所目標変えるわけじゃないし」と語った。
芝田山親方(元横綱大乃国)は琴桜について「負けない相撲は取っているけれど。立ち合いで100%を出して寄せ付けない感じではない。組んだ時に自分の形にバーンと持ち込んで、持っていく相撲を見たい」と感想を語った。
琴桜の攻めの遅さを指摘する声には「いや、攻めが遅いのは確かなんだけど、それが琴桜の相撲だから。優勝した時だって負けない相撲でしている」とした上で、「立ち合いで足が出て、相手に圧力をかけられなければ攻められて苦しくなる」と課題を挙げた。





