若元春は西前頭筆頭で9勝も三役復帰ならず 高安が小結に復帰 大相撲夏場所の新番付を発表

 日本相撲協会は28日、大相撲夏場所(5月11日初日、両国国技館)の新番付を発表した。

 今年3月の春場所で昇進後初、3回目の優勝を果たした大関大の里は初の綱取りに挑む。大の里との優勝決定戦で敗れた高安は小結で、24年初場所以来、8場所ぶりに三役に復帰した。

 新入幕は嘉陽と栃大海の2人。

 嘉陽は中村部屋からは、現師匠が創設して初の新入幕。沖縄県からは23年九州場所の美ノ海以来6人目。日体大からは24年九州場所の朝紅龍以来13人目。

 栃大海は春日野部屋からは11年夏場所の栃乃若以来の新入幕。埼玉県からは18年初場所の阿炎以来戦後12人目。

 大の里と並び現役最多3回の優勝を誇る元大関の御嶽海は十両筆頭に転落。春場所は前頭17枚目で6勝9敗だった。

 東前頭筆頭の若元春は番付運に泣いた。春場所は西前頭筆頭で9勝6敗も三役復帰ならず。上位の転落者が少なく、高安の躍進があり、半枚の昇進にとどまった。

 初場所限りで横綱照ノ富士(現照ノ富士親方)が引退。三役以上の人数が少なく、春場所では東のみ前頭18枚目が発生。大関誕生の機運を高めるため、小結を3人にする可能性もあったが、最近の通例通り小結は2人となった。

〈大相撲夏場所 幕内番付〉(先が東)

【横綱】豊昇龍

【大関】大の里、琴桜

【関脇】大栄翔、霧島

【小結】高安、若隆景

【前頭1】若元春、王鵬

【前頭2】阿炎、豪ノ山

【前頭3】玉鷲、平戸海

【前頭4】尊富士、一山本

【前頭5】宇良、千代翔馬

【前頭6】欧勝馬、翔猿

【前頭7】伯桜鵬、美ノ海

【前頭8】阿武剋、金峰山

【前頭9】安青錦、翠富士

【前頭10】明生、正代

【前頭11】遠藤、獅司

【前頭12】熱海富士、隆の勝

【前頭13】時疾風、佐田の海

【前頭14】琴勝峰、狼雅

【前頭15】竜電、湘南乃海

【前頭16】嘉陽、錦木

【前頭17】玉正鳳、朝紅龍優

【前頭18】栃大海

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