SVリーグ・プレーオフで波乱 RS王者の大阪Bが愛知に2連敗で準決勝敗退 西田有志はサービスエース5発も…
「SVリーグ男子・プレーオフ準決勝、大阪B2-3愛知」(26日、Asueアリーナ大阪)
2戦先勝方式のプレーオフでレギュラーシーズン覇者の大阪Bが同4位の愛知に連敗を喫し、準決勝で姿を消す波乱となった。
後がない大阪Bは初戦の完敗を引きずるかのように第1セットを落とした。2-1からパリ五輪代表オポジットの西田有志がサービスエースを決めてブレークに成功し、立ち上がりは良かった。しかし、愛知の宮浦健人が4度のサービスエースを決めるなど13-13から7連続失点を喫し、16-25でセットを落とした。
それでも第2セットは負の流れをシャットアウト。点取り屋のミゲル・ロペスとアウトサイドヒッターのジェスキー・トーマスの両外国人選手が得点源となりセットを奪い返すと、勢いづく第3セットは終盤に西田の独壇場となった。19-14の5点リードで迎えた場面で相手のサーブミスで加点すると、3発のエースとアタック1発を決め5連続得点。剛腕を鳴らして一気4得点でセット奪取に貢献し、雄たけびを上げ続けた。
調子を上げたエースは第4セットも得点の柱となった。緩急を見せるフェイントを織り交ぜ、得点を量産。終盤は一進一退の攻防となったが、21-22の1点ビハインドから相手のサーブミスとトーマスのアタックでブレークに成功。しかし、ジュースにもつれ込むと25-25からブロック成功と思われたプレーが、愛知のチャレンジで痛恨のネットタッチに。そのままセットポイントで相手のアタックが決まり、勝負は最終セットに持ち越しとなった。
勝負の最終セットも互いに譲らない緊迫した状況が続いた。7-7から西田の5度目のサービスエースでブレークしたものの、9-9から愛知のルカレッリのアタックでブレーク。最後は大阪Bが一歩及ばず、涙をのむ惜敗となった。





