柔道 17歳が角田の組み手に脱帽、37キロの体重差生かせず

 「柔道・全日本女子選手権」(20日、横浜武道館)

 パリ五輪48キロ級金メダルの角田夏実(32)=SBC湘南美容クリニック=が体重無差別の大会に臨み、1回戦で78キロ超級の鋳山真菜実(17)=生光学園高=と対戦。旗が3本上がり、判定勝ち。敗れた鋳山は、角田の試合巧者ぶりに脱帽した。

 5分の試合時間を追え、鋳山は「角田選手と試合ができて光栄でした。この経験を生かしていきたい」と汗を拭った。

 角田の53キロに対し鋳山は90キロ。体格差を生かしたかったが、序盤から両袖を絞られ、技が出ない。強引な大内刈りは空振りするなどし、寝技で攻められる場面が目立った。巴投げを4回仕掛けられ、「相手の釣り手を落とすことを意識した」と危うい場面はなかったが、続けて下から寝技で攻められた。攻めに転じられないまま試合が終わった。

 組み手争いで完敗。「スピードが違って、自分の組み手が作れませんでした」と脱帽した。一方で巴投げ対策は行っており「ともえから関節技に来るのは分かっていた。(巴投げの後に)立つのではなく、しがみついた」と成果もあった。この経験を生かしていく。

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