豊昇龍「休んでいる場合ではない」再起の夏場所へ 覚悟示す奉納土俵入り 春巡業スタート

 大相撲の春巡業が30日、三重県伊勢市の伊勢神宮で始まり、新横綱の春場所を右肘痛などで途中休場した豊昇龍(立浪)が雲竜型の奉納土俵入りを披露した。夏場所(5月11日初日・両国国技館)での再起へ「終わったことは終わったこと。次のことしか考えていない」と決意をにじませた。

 右肘には痛みが残り「完全に治ったわけではない」と明かす。取組では患部にサポーターを施し、幕内トーナメント戦で優勝。「痛い、痛いと言ったら言い訳になる。休んでいる場合ではない」と覚悟を示した。

 春場所で3度目の優勝を遂げた大関大の里(二所ノ関)は夏場所で初めて綱とりに挑む。故郷の石川県津幡町の後援会から贈られた緑色の締め込み姿で登場。4月7日には津幡町での巡業を控え「たくさんのパワーをもらって頑張りたい。目標に向かって、しっかりと稽古を積んでいく」と精悍(せいかん)な表情で語った。

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