カーリング・日本女子が初白星 1勝1敗に 第1Eに5点のビッグエンド炸裂 スキップ吉村紗也香が鮮やかWテークアウト「思い切っていっちゃえ、と」
「カーリング・女子世界選手権」(16日、議政府)
日本選手権を制したフォルティウスが出場している世界ランク5位の日本は1次リーグ2戦目で同8位のイタリアを10-5で下し、初白星を飾った。
26年ミラノ五輪の開催国を相手に、第1エンドにスキップ吉村紗也香の最終投で見事なダブルテークアウトを決め、5点のビッグエンドで主導権を握ると、その後は点の取り合いとなったが、しっかりと得点を重ねて逃げ切った。最終10エンドにイタリアの選手が転倒し、後頭部を打つアクシデントがあった。
吉村は「1エンドにビッグエンドを作ることができて、その後もしっかりリードを保ちつつ最後まで集中してできたかなと思います。雰囲気はいつもと変わらず、1つ1つショットを決めていくことに集中してやっていた。(第1Eのダブルテークアウトは)思い切っていっちゃえという感じで」と、笑顔も交えながら振り返った。
初戦は世界ランク3位の地元韓国に延長死闘の末、惜敗に終わっていたが、気持ちを切り替えてしっかりと白星を飾った。日本は午後に同17位の中国と対戦する。
1次リーグは出場13カ国が総当たりで争い、上位6チームが突破。1、2位が準決勝に進出、3~6位は4強入りを懸けてプレーオフに臨む。五輪出場枠は開催国のイタリアを含めて10。昨年大会と今大会の成績に応じたポイントで7チームを決定。残り2枠は12月の世界最終予選で決定する。SC軽井沢クが出場した昨年大会は日本は11位で、今大会は上位進出が求められる。




