サントリーが大阪B下しリーグ6連勝 高橋藍「勝ちパターンに持っていけた」顔面ボール強打もエースなど獅子奮迅 POMに選出
「SVリーグ男子、サントリー3-1大阪B」(9日、おおきにアリーナ舞洲)
開幕カード以来となる“大阪ダービー”は、サントリーが3-1で大阪Bに連勝し、リーグ戦6連勝を飾った。大阪Bはシーズン初の連敗となった。
日本代表のアウトサイドヒッター・高橋藍がプレーヤーオブマッチに選ばれた。得点はチーム3番目の11点だが、第4セットで最初のサーブを放つと、そこから自らのサービスエースを含むチームの6連続得点を演出するなどけん引。「昨日に続き勝てたのは大きい。3、4セットもリードされながら終盤追い付いて、自分たちの勝ちパターンに持っていけた」と振り返った。
第1セットは先取したが、第2セットを落とし、第3セットも途中までリードを許した。しかしそこから逆転すると、第4セットも流れを譲らなかった。悪い流れを断った点について「相手のミスを待つのではなく、自分たちからブレークを取りに行こうと話した。4セット目の最初は自分たちから取りに行くという思いがあった。自分自身もサーブで相手を崩して、ブロックで勝負していく」と劣勢から積極的な部分をだしたことをポイントに挙げた。
第2セット終盤で、相手のスパイクを顔面に当て、倒れ込むシーンもあったが、その後すぐ起き上がり、プレーを続けた。「痛いよりびっくりした。よけられずに当たった。基本、顔に当たるのはよくあることなので問題ない」とダメージを感じさせなかった。
開幕カードで2連敗した大阪Bに2連勝。オリビエ・キャット監督も「昨日より今日の方がタフな試合だったが、プレーオフの基準になると思う」と首位のチームを撃破したことに手応えを感じていた。




