天空海 豊昇龍の付け人が幕下上位で白星発進「足を引っ張らないようにサポート」天空海は弓取りにも意欲
「大相撲春場所・初日」(9日、エディオンアリーナ大阪)
元幕内で幕下6枚目の天空海(立浪)は貴健斗を掛け投げで下し、8場所ぶりに白星発進を決めた。立ち合いが2度不成立となり、取組でも押し込まれ苦しかったが投げで逆転。「久しぶりの初日。分が悪かったけれど良かった」と笑顔を見せた。
今場所は新横綱豊昇龍の付け人を務める。「少しでも足を引っ張らないようにサポートできれば」と語った。初場所が終わってから弓取りの練習を開始。「映像を撮ったりしています。巡業でもやっていければ」と夏場所でのデビューを見据えた。
昨年夏場所では元十両の幕下朝乃若(高砂)が弓取りを2日目から千秋楽まで務めた。1991年名古屋場所の秀ノ花以来、33年ぶりの珍しさだったが、これに続く可能性がある。
また、十両に復帰しての弓取りにも意欲を示しており、実現すれば2006年の皇牙以来、19年ぶりの“関取弓取り”となる。
天空海は「一番一番の重みを感じながら自分の相撲をしたい。大阪は大好きなんで」と先を見据えた。





